そもそも脳梗塞って何?脳卒中と似てるけど別の病気?違うの?

脳梗塞という言葉をよく聞くと思いますが、同時に脳卒中という言葉もよく聞くと思います。どちらも“脳”という文字が入っているだけで同じような病気、もしくは同じだと思っている人も多いかと思います。イマイチ理解できていないですよね。私もそうでした。母が脳梗塞で倒れたと連絡を貰った時、「脳梗塞ってなんだっけ?」という感じでした。「脳卒中ならヤバいかもしれないけど、脳梗塞なら大丈夫なんじゃない?」なんて訳の分からない事を言っていたのも覚えています。

脳梗塞は脳卒中とは違う病気なのか?という事ですが、同じと言えば同じであり、違うと言えば違います。どちらが正しい言い方かと言えば“脳梗塞”です。「脳梗塞で…。」と聞けば脳梗塞なんですね。そして脳卒中でもあるんです。しかし、「脳卒中で…。」と聞けば脳梗塞とは限らないんです。簡単に説明しますね。

脳卒中というのは、脳の血管に異常が現れる状態の事を言います。脳の血管の異常とは大まかに分けると2つになります。出血してしまうか、詰まってしまうかです。この脳の血管の異常の全体をまとめて脳卒中と言います。脳卒中と呼ばれる脳の血管の異常を細かく分けたものの1つが脳梗塞なのです。脳卒中を細かく分けると3つになります。脳梗塞は他の2つとは症状も異なります。

脳梗塞とは塞がるという字が入っているので予想可能だと思いますが、脳の血管が詰まってしまう病気です。出血した場合は同じ脳卒中であっても脳梗塞とは言いません。脳でなくても血管が詰まると血が流れなくなってしまいますよね。脳でも同じで、血管が詰まると血が流れなくなってしまいます。脳ってすごく大切な場所ですよね。脳が体中に命令を送って体は動いています。

しかし、血が流れないとなると酸素も栄養も届かなくなるのです。詰まったまま、血が流れない時間が長くなる程に、脳の機能が回復する可能性はどんどん低くなってしまいます。手足を動かす命令を出す部分が詰まると麻痺、喋る命令を出す部分が詰まると言語障害などなど、部分によって様々な後遺症が出てきてしまいます。脳梗塞を発症してしまうと、数分後には脳が死に初めてしまうんです。また、死んだ脳は生き返る事はできません。

脳卒中を細かく分けると3つと言いましたが、脳梗塞の他には“脳出血”と“クモ膜下出血”があります。こちらもなんとなく予想できますね。脳の血管が出血してしまう病気です。脳出血は血管が破れて出血してしまう病気、クモ膜下出血はクモ膜下腔という脳の膜と膜の間にある脳脊髄液に血液が混入してしまったりする病気です。

どのタイプの脳卒中でも最近の医療では回復も期待できる病気になってきています。しかし、僅かな時間の経過でも脳が死んでしまうので1秒でも早い処置と治療が重要になります。できる事なら発作(発症)する前に気が付く事が1番です。また、再発の危険性もあります。特に脳卒中を発症した1年間~2年間は再発率が高くなっています。

発症するだけで何らかの脳のダメージはありますし、時間が経てば死んでしまう部分も出てきます。それが数回重なるとどうなるか想像できますよね。後遺症として残る障害も多くなり、酷くなり、最悪は死の可能性も高くなってしまいます。植物人間と呼ばれる状態になってしまう事もあります。かなり回復すると言われていますが、正直なところ、完全に発症前まで回復するのは厳しい事も多いと思います。発症すれば人生が変わってしまうかもしれませんので、気をつけておきたいですね。

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